スレートの始まりは泥です。ごく細かな粘土の粒子が海の底に沈み、積み重なり、押し固められ、水分が抜けて泥岩になります。ただし、それだけではまだスレートではありません。
一方向からの圧力
違いを生むのは造山運動です。泥岩が動く岩盤のあいだに挟まれると、圧力は全方向から均等にではなく、一定の方向からかかります。板状の粘土鉱物は圧力と直角の向きに回転し、一部は新たに成長します。地質学ではこれを極低度の変成作用と呼びます。岩石は作り変えられますが、溶けることはありません。
その結果生まれるのが劈開(へきかい)、密に並んだ平行な面の集まりです。この面に沿って、スレートは薄い層に割ることができます。一方、面と交差する方向には驚くほど強い石です。この方向性こそ、スレートが何世紀にもわたり屋根材として使われてきた理由であり、薄い石の表面材に適している理由です。
色の由来
スレートは単なるグレーではありません。色を見れば、粘土以外に何が含まれているかがわかります。
- 黒やチャコールは、主に有機物や石墨によるものです。
- 赤や茶の色調は、赤鉄鉱、針鉄鉱、褐鉄鉱などの酸化鉄によって生まれます。
- 緑がかった色合いは、多くの場合、緑泥石という鉱物によるものです。
中央ヨーロッパのスレート鉱床の多くはデボン紀のもので、およそ3億6000万〜4億2000万年前にできました。ただし年代は鉱床によって異なります。
ROXXLYNの4つのスレート
4つとも、世界有数のスレート産地であるインド北西部ラージャスターン州の石です。
- Black Rock – 深い黒と繊細な質感。ケース、スキン、AirTagケース、スタンドに。
- Transocean – 波を思わせる青の色合い。
- Indian Summer – 琥珀、錆色、トープのあいだの温かな色調。
- Vulcano Dust – ダークで細粒、マットな質感。Proシリーズに。
お手入れへの影響
スレートは表面が開いた凹凸のある石です。ワックスベースのポリッシュは表面に留まらずに入り込み、まだらに乾いてしまいます。そのためスレートにはクリーナーだけで十分です。ありのままの姿が一番です。詳しくはお手入れガイドをご覧ください。スレートの一覧は石にあります。